ダウンロード視覚や質問から推察可能な薬剤師のためのフィジカルアセスメントデータベースの作成

これまでに我々は、シミュレータやeラーニング教材を活用して、フィジカルアセスメントに関する基本的知識やスキルについて教授してきました。しかしながら、学習内容はバイタルサイン、聴診音や非侵襲的医療機器などから得られた数値が中心となっており、患者応対時に重要となる視覚からのアセスメントや質問に対する回答からのアセスメントなどは多くを扱ってこなかったように思います。そこで、視覚や質問から推察可能なフィジカルアセスメントをスムーズに実施するためにデータベースを作成し、薬剤師や薬学生が利用できるようにしました。

フィジカルアセスメント関連の医学図書を参考に、薬剤師や薬学生に必要と思われる内容を抜粋し、必要箇所をエクセルシートに文字入力しました。大項目としては「部位」「症状」「対象疾患・副作用」「解説・説明」からなり、「部位」と「解説・説明」はそれぞれ小項目として”部位別”と”図””備考”(一部)からなります。また「解説・説明」はなるべくシンプルになるように心掛け、長文となる際は”備考”に入力しました。エクセルの検索機能を利用することにより対象疾患を絞ることは可能ですが、シートをそのまま使用しているために閲覧は困難かもしれません。

なお、このデータベースをもとに検索を容易にしたものが【症例情報公開】フィジカルアセスメントデータベースです。こちらを利用されますと下記のダウンロードは不要になります。

フィジカルアセスメントデータベース(ダウンロード)