動画教材救急ケアシミュレータ(スタン)を用いた薬物投与・病態変化シミュレーション

私たちは、これまでにバイタルサインの確認やフィジカルアセスメントなどの基本的スキルの習得を容易にするために、患者シミュレータを使用した薬物誤投与・病態変化の再現が可能なシミュレーションプログラムを作成してきました。今回、それらを実施している模様の撮影・編集を行い、動画を見ながら薬物誤投与・病態変化の理解が可能な動画教材を作成しましたので公開します。

患者シミュレータにはスタン®(アイ・エム・アイ株式会社[METI社製])を使用しました。薬学部学生8名に対し、薬物誤投与に関してはインスリン過剰投与・カリウム製剤急速静注、病態変化に関しては出血症状・高血糖症状・アナフィラキシーショック・喘息の症状再現の実習風景を動画撮影しています。また、心室細動に対し心肺蘇生・AEDを実施し、アドレナリンや酸素投与を行いながら蘇生する過程が体験できる実習風景も動画撮影しています。これにより、モニター画面上に表示された警告やアラーム音により視覚あるいは聴覚から患者の容態変化を確認できるようになりました。また、薬物療法やその他の情報などは字幕として補足しました。

(1)カリウム製剤急速静注(6分45秒)

(2)インスリン過剰投与(6分46秒)

(3)アナフィラキシーショック(8分33秒)

(4)喘息症状(5分50秒)

(5)高血糖症状(8分32秒)

(6)出血症状(7分14秒)

(7)心室細動からの蘇生(21分53秒)